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歯科技工士について

歯医者で虫歯の治療をする場合などに、失われた歯を埋める部分の詰め物・かぶせ物といった治療をすることがあります。

 

そういったものは、その場で作るのではなく型を取って後日あらためてということになるのですが、それは詰め物、かぶせ物などを制作しているのが歯科医ではなく歯科技工士と呼ばれる人たちだからです。

 

この記事では、その歯科技工士についてどの様な資格なのかを見ていきます。

 

(歯科技工士とは)
そもそも歯科技工士とは歯科医に依頼されて「詰め物、かぶせ物、入れ歯、強制装置」などを作る人たちです。

その資格は「歯科技工士法」(昭和30年8月16日法律第百六十八号)によって定められており厳密な義務が伴う仕事です。

 

(歯科医、歯科衛生士との違い)

よく名前から歯科医、歯科衛生士との混同していることがあります。

しかしながら歯科医・歯科衛生士は歯石を取ったり歯の型をとったりと、直接患者の口に触れるような行為をすることは出来ません。

 

-歯科技工士法第二十条:業務上の注意-

「歯科技工士はその業務を行うに当たっては、印象採得*1、咬合採得*2、試適*3、装着その他歯科医がおこなうので亡ければ衛生上危害を生ずるおそれのある行為をしてはならない。」

 

*1:印象材(観点やシリコンラバーなど)とトレー(既製トレー、個人トレー)を使用して歯の型を取る行為

 

*2:印象採得と同様の行為、ただしこの場合には上下の歯の型を取りそれぞれの位置関係をきちんと把握することが出来るので、より正確な口腔内の再現が可能。それによりかぶせ物などが上手く咬み合わせることができるか確かめることが出来る。

 

*3:入れ歯などを本格的なセットの前に仮付けをしてぴったりと合うかどうか確かめるテスト

 

(歯科技工士の就職先)

・歯科診療所

一般的に歯の治療でかかるといえば歯科診療所、歯科医院です。

そこでは歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士が各自作業を分担して運営していくことになります。

 

・病院

病院にも歯科があり、より高度な歯科技工室が設けられています。

ですが、歯科診療所との違いは、より難易度の高い治療を求めて患者は来るので、その処置に関してもより複雑

特殊な技工物を必要とされることがあります。

 

そのために、病院で働く場合には技術・知識共に優れていることが必要です。

 

・歯科技工所

歯科技工所は一箇所の歯科医院や病院に縛れることなく、注文を受けた技工物を制作して納品するという、一種の町工場のような作業をします。

 

この歯科技工所は歯科技工士の資格があれば開設することが可能で、歯科技工士としてやっていく上で雇われるのではなく独立して仕事をするということでひとつのゴールといえます。

 

ただ、その際には、歯科技工士としての技術の高さ、豊富な知識をもっているというだけでは、黒字を出していくことは出来ません。

きちんと経営のノウハウも勉強することが必要です。

 

そこで、自分で歯科技工所をつくるまえに、他の歯科技工所で修行してその経営を学ぶというのが常道です。